こんにちわ。メルテルです。
私はいつも空を飛んでるんですよ。
「空を飛ぶ」って、昔からの代表的な夢の一つですよね。
それで、ちょっと昔は、「空飛ぶじゅうたん」というお話を誰でも知ってて、ポピュラーだったんです。
でも、飛行機やハンググライダーなどが普及してくると、人間が空を飛ぶのは当たり前 みたいな感じになり、これは夢でもなんでもなくなっちゃいましたね〜。
空を飛ぶことだけではなくて、このごろは夢がドンドンなくなっているように思えます。
こどものみんなも、夢がなくなってるとしたら、これはたいへん!
「夢」って、不可能なことを可能にして、困難なことも実現する不思議なパワーを持ってますからね。
空を自由に飛び回ったり、行ったこともない世界で遊んだりする「夢」、楽しいイメージを豊かに描くことを忘れちゃダメですよ〜。
あ、それから、このおはなしは、『商人』ってストーリーを読むと、より面白いかもね。
今日のダイアログ『空飛ぶじゅうたん』
だるまん「ピーターロボットがハマってる骨董屋だぜ“ふしぎ堂”か」
すのーまん「なにか見せたいって ここに呼びだされたんだよね ぼくたち」
ピーターロボット「やあ だるまんと すのーまん 来てくれたんだね」
だるまん「あいかわらず海底自転車に夢中か すきだなぁ」
ピーターロボット「きょうはね 海底自転車よりも もっと おもしろいものを見てもらいたくてさ」
だるまん「海底自転車も十分おもしろいぜ」
すのーまん「ピタロボくん 好奇心のかたまりなのね」
ピーターロボット「この絨毯なんだけどね どう思う?」
だるまん&すのーまん「すっごい古いカーペットだね〜! リアル骨董だ」
ふじぎ堂の店長ベアまん「さすが目が高い これ 空飛ぶ絨毯ね ホンモノよ〜」
だるまん「なんか ヤバそ〜」
ふじぎ堂の店長ベアまん「さぁさぁヤバくなんかないよ ほんとの本物。1500年前の空飛ぶ絨毯ですよ よく見てね。ちゃんとした人が
乗ったら 空が飛べます 飛べたら お祝いに無料であげちゃうね。大サービス〜」
だるまん「ますます妖しい」「そもそもが“ちゃんとした人”って どういう人なのか わからないぜ」
ピーターロボット「まぁいいさ とにかく 飛べるか試してみるよ。飛べたら お祝いだって ゆーしね」
ふじぎ堂の店長ベアまん「ボクが子供の頃は 布団に乗って空飛ぶ絨毯ごっこをやってたね。今の子供達はテレビゲームばかりで 夢やイメージが乏しいですよね〜」
ピーターロボット「ふぅ〜ん ぼくは世界中を 飛び回るんだ」
だるまん「そう言われればそうだな 目に見えるものしか見ないね」
ピーターロボット、スノーマン「うわっ!飛んだっ!」
だるまん「まさかっ 夢の力か!?」
ふじぎ堂の店長ベアまん「き 奇跡だっ!」
ミイラの棺桶「マジかよ」