fun_mark作者より・・・(9)

author_mark 「だるまん&すのーまん」は100話になりました。
ず〜っとご愛読くださってらっしゃる皆様には感謝いたします!
作者としましては、もっともっと心を籠めて、皆様に愛される「だるまん&すのーまん」を続けていこうと思っています。まー、話のネタは1,000話分はありますからね〜。

author_mark しかしまあ、ネタが1,000話あるから、その数だけ話が描けるかというと、そう簡単なものではないと、近頃つくづく思っています。読まれた方に何かを感じていただけるストーリーでないと、意味が無いですものね。で、ある程度は、読まれる時期であるとか、時代であるとか、社会の動きであるとかもストーリーには欠かせませんし、ユーモアも程よくなければ面白くないし、やり過ぎると品がなくなるし(特に私の場合はやり過ぎに注意しないとアブナイですから)。

author_mark ということで、いっちょまえにマンガ作者の悩みを味わいながら100話を描き、これからも!と思っているわけです。

author_mark 「だるまん&すのーまん」は、先ずはノンビリと力を抜いて(自然体で?)ものごとを考えたり味わったりしていただこうと思っていますが、100話を機会に「だるまん&すのーまん」を描き始めた頃を思い返してみますと、もう7年も前になりますが、その当時は享楽的な面白さとか刺激の強い爽快さといった内容を「売り」にするコミック(マンガ)やアニメばかりが目に付くようになり、一方でイジメや自殺が日常化していました。ニュースでも家庭内暴力や殺人ばかりがクローズアップされてましたし、うつ病が増え、うつ病にならない奴はまともじゃないみたいな空気も漂ったり。

author_mark それで、この閉塞感というか絶望感みたいな世の中の空気に少しでも抵抗したくなって、またその頃ほとんど見れなくなったホンワカしたマンガを描いて皆様に見ていただきたくなって、もう無意識というか条件反射的に始めたのが「だるまん&すのーまん」なんですね。

author_mark いつだったか、「小説や創作を発表するには最短1年間寝かせた後にしなさい、1年経って読み返して納得がいったら、他の人に見せられるものだ」といったことを聴いたことがあります。それで、とにかく「だるまん&すのーまん」も暫く寝かせてから公開したのです。そして公開してから4年が過ぎるのですが、今の世の中は7年前と殆ど変わってない、どころか更に悪化しているようで暗然としてしまいます。

author_mark いえね、私は人間は清廉潔白で平和と慈愛に満ちた存在だとは思ってませんがね。あ、もちろん善男善女も大勢いらっしゃるのを知ってますが。で、だからこそ「あの訳の分からないマンガ、面白い」と言っていただくのも一興なのでは?と、これをお勧めしたいんですな〜。
                                            2009.9.12

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だるまん&すのーまん