fun_mark作者より・・・(6)

author_mark 「だるまん&すのーまん」をウェブで掲載し始めてから、もうすぐ1年目を迎えます。 お蔭さまで、ウェブサイトへアクセスしてご覧くださる読者の皆様も増えて、嬉しいやらありがたいやら、とても励みになっています。この場を借りて、お礼申し上げます。

 おはなしの方も、この1年間で80話を超え、描いている本人が「よくもまぁ描いたものだ」と呆れてますが、その一方で、まだまだ描かなければならないテーマが山のようにあって、どこまで続けられるのか興味津々といったところでもあります。

author_mark 「だるまん&すのーまん」は、基本的に「言葉」をテーマにしていますが、言葉というものは文化とか生活と密接に関わっていますから、当然その言葉が関わっている時空を超えたお話を描かないと面白くないわけです。
 同じような言葉でも、世界が異なると意味が違ってきたり、おなじことを違う言葉で表わしたり、時代や場所によっていろいろ考えさせられる変化やバリエーションが尽きることなく展開されています。そんなこんなで、単に言葉の話だけではなく、文化や生活をテーマとしたものも描いているんですな。

author_mark 私は(若い頃?)仕事の関係で50カ国あまりの国々を飛び回ってましたが、その中には戦争中の国もありました。(今でも戦争を続けている国がありますがね…。)戦車が走り回る街の中を潜り抜けていると、恐ろしいことに検問所でバナナ弾倉を付けた自動小銃を突き付けられても平気になるんですが(ということは戦争で人を殺しても平気になるね、きっと)、可哀想なのは子供達で、親を失った小さな子供が健気に明るく元気に生意気に生活しているのは何回見ても平気になれなかったなあ。
author_mark また、戦争がなくても、差別や弾圧や、政体・文化の違い、貧富による軋轢を感じることが多かったです。そのたびに、世界は一つなのになぁと思ったものです。今は古代や中世ではないのですから、お互いを理解し合って、仲良くすることが何よりも大切なのではないかと。そうでなかったら、交通や通信が発達し相互の距離が短くなった世界に未来はないでしょ。いつまでも悲惨で不幸な子供達が生まれちゃいます。

author_mark というわけで、「だるまん&すのーまん」は、みんなで仲良く愛し合おうとアピールすることにしてるんですよ。

2008.1.16

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だるまん&すのーまん